@kyanny's blog

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同志少女よ、敵を撃て

第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞、第166回直木三十五賞候補作。アガサ・クリスティー賞は初の審査員全員が満点をつけての受賞作。Apple Books でフィーチャーされていて、これは面白そうだと思い、文庫化を待たずに読んだ。

期待どおり、いや期待を大きく上回る面白さだった。ソ連x戦争x狙撃兵と、これだけの要素が揃っていてつまらないはずがないのだが、訓練や戦闘シーンは臨場感があり、ストーリーは悲し切なくもハードボイルドで、見事としかいいようがない。これでデビュー作というのだから恐れ入る。次はどんな作品を書くのだろうと、次回作が楽しみだ。

なにを差し置いても、ソ連の人名のかっこよさが印象深かった。ソ連兵たちの話なので会話は硬い口調も多いが、文体は比較的軽めで、読んだことないけど「幼女戦記」とかこんな感じなのかなと思った。

文句なしの★5。はやくも今年ベストブックになる予感がする。