【翻訳版】Web3についての私の第一印象 - 石ころのニュースレター!
NFT 胡散臭いなぁ、、と感じてたので、読んでスッキリした。これで自信を持って無視できる。
ブロックチェーンは分散型なのに、事実上 API を提供するプラットフォーマーの中央集権になってるので実質 Web 2.0 を不便な基盤の上でやり直してるだけ、というのは実に皮肉だ。
NFT の実態は URL を格納してるだけで、その URL が指し示すリソースの実体があとですげ変わっても感知しない、というのは驚いた。しかも実際にそういう NFT を作ってマーケットプレイスで販売し、プラットフォーマーのペナルティを食らって「ブロックチェーン上には取引の記録もトークンも存在するが、プラットフォーマーの API 経由でしかブロックチェーンにアクセスできないクライアント側のウォレットからは消えてしまったように見える」というオチまで検証したのは素晴らしい。
クライアント(スマホアプリとかブラウザとか)はブロックチェーンに直接アクセスできない、実質的に無理ということ、というのも知らなかった。技術的に不可能ということはないと思うので、何が制約なのか気になるし、実験してみたくなってしまった。あと、アクセス元によって中身が変わる NFT も作ってみたくなった。無視するつもりが逆に気になってしまうという。
「デジタルコンテンツそのものではなくトークンを所有する」というのもなんのことやら、と思っていたが、「URL が指し示すリソースそのものではなく URL の文字列そのものを所有する」と読み替えると、馬鹿馬鹿しくて笑っちゃうけど、でも考えを進めるとそれはそれでアリかもなあ、という気もしてきた。「クールな URL は変わらない」の洗礼を受けた身としては、http://example.com/ という URL の文字列表現の正当な所有者権を購入する、というアイデアは、貴族の余興みたいで面白いかも、と思う。それがなんの役にも立たないことが逆に。