- 「筆が遅い」件
- 書き手が賢くなりすぎた、というのは一つの要因だと思う。
- 歳をとって経験を積むと、物事は多面的である、という考え方が身につく。結果、思い込みと衝動に基づいた意見をインターネットに書かなくなる。
- 炎上をおそれておよび腰になる。一般的に、二十代とか若いうちは守るべきものが少なく、炎上リスクをとりやすい。歳をとると逆に、社会的な評判や失職リスクに敏感になる。
- Re: の件
- 唐突に自分が言及されるとちょっとびっくりする。
- 「自分のブログをコメント欄として使っている」たしかに、コメント欄である、という解釈もできるか。自分としてはソーシャルブックマークの延長という意識だったけど、あれ自体そもそもコメント欄の集合体だものな。
- 「マネジメントの話をしてるのが嫌い」の件
- その話なら何時間か語れる。
- 最近のインターネットは行儀が良くなりすぎて、アンチな意見は炎上リスクが高すぎておおっぴらに話せない。これは残念なことだと思う。ヘイトスピーチとか差別的、攻撃的なのは良くない、ということには同意した上で。もっと異なる意見、立場が正面からぶつかって摩擦を生んでしかるべきでは。
- ↑みたいなのはもはやエピソード内の話題と関係なくて、しかしインプットに対して直接対応するアウトプット(感想、意見)ばかり思いつくわけではないと思うのよね。むしろ咀嚼した情報から発展して思いついたオリジナルな考えこそ意味がある。そういうのはコメント欄には適さない(よく自分のブログでやれと言われてた人、いたよね)し、ソーシャルブックマークもあまり適さない(短い脊髄反射、話題が URL 先のコンテンツに限定された Twitter みたいに最適化されがち)。なのでやはり自分のブログを使うのが便利
- 「説教くさい」件
- ポッドキャストたくさん聴いてるわけではないけど(むしろだいぶ少ない方だと思う)、↑に書いた行儀の良さがやはり反映されていて基本的に毒がなく当たり障りのないものが多い、人気がある印象がある。
- なので、辛口で手厳しい意見を手加減せず出していく、というのは特徴があっていいんじゃないだろうか。差別化要因になる(差別化したいのか、という話は置いとくとしても)。
- 個人的には、「プログラム雑談」のエピソードは割と反論*1したくなる内容も多いのだが、それはしっかりとスタンスを取っているがゆえ、反応のとっかかりが多いということで、良いことだなあと思う。自分が賛同できるかどうかとはまったく別の話で。
*1:というよりは、単に反発。反論できるほどこちら側に正当さがないのはわかっていて、でも正論で論破されるがままでありたくはない、みたいな