@kyanny's blog

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カーナビアプリ考

義母の車には社外品のカーナビが後付けされているが、性能が悪いらしく使っていない。なので車を借りて運転するときはスマホホルダーに iPhone をつけてカーナビアプリを使っている。これが一長一短で、比較するのが割と楽しい。今のところ試したのは以下の三つ。

  1. Google マップ
  2. Appleのマップ
  3. Yahoo! カーナビ

Google マップは交差点で走るべき車線を表示してくれるが地図に信号は表示されず、音声案内のタイミングも遅く感じる。「300 メートル先で右方向」とか言われても距離感がわからないのでしばしば手前の信号で右折してしまったり、逆に通り過ぎてしまったりする。目的地検索のしやすさはダントツで良い。経由地の追加は少しやりづらい。

Apple のマップアプリは地図に信号が表示され、地図も見やすい。音声案内も「次の信号を左です」みたいな感じでわかりやすい。しかし交差点で走るべき車線の表示がないので馴染みのない道だと事前に必要な車線変更を済ませられず遠回りを余儀なくされることがある。目的地検索は普通に良い。経由地の追加はやりやすい。

Yahoo! カーナビは見た目は地味で野暮ったい。フル機能の地図アプリと比較するのは酷だが。目的地検索もあまり賢くなく、地図としての使い勝手は他二つに劣る。しかし走行車線は見やすく表示されるし、音声案内のタイミングと内容がとてもわかりやすい。市街地だとターゲットの一つ前の信号あたりで「まもなく左です」、ターゲットの信号で「左です」などパターンもわかりやすく、慣れると画面を見なくても音声だけで曲がるべき場所がわかるので安心安全。あと、運転スコアとか走行距離とか使い込み要素があるのも楽しい。

Google マップと Yahoo! カーナビの音声案内のタイミングはだいぶ違っていて、自分には Yahoo! カーナビのタイミングのほうがわかりやすい。Google マップはタイミングが遅く感じるし前述のとおり距離(メートル)で言われてもピンとこないので画面に頼りがちになる。つまり運転中に、しかも交差点の手前などより注意が必要なシーンでスマホの画面をチラ見することになり、危ない不安。積極的に使いたくはない。

Apple のマップに走行車線が表示されればベストなのだが…いやどうだったかな、どれも週末に二、三回使う程度なのでうろ覚え。カーナビアプリの悩ましいところは、実際に車を運転しながら使わないと機能や使い勝手を体感できないこと。そこが面白くもある。座学、というかスマホをいじってるだけで「完全に理解した」とはいかないから。

どれも非常に多くのユーザーを抱えるアプリ・機能だろうに、ウェブを検索すると意外なほどレビューや言及が見つからない。通り一遍の薄いアプリ紹介ばかりで、多少なりとも使いこんだ経験からくるコメントは少ない。個人ブログなどが検索結果に表示されづらいのか、そんなこと書く人自体が少数派なのか、SNS で済ませてるのか。不思議で不便。YouTube 動画のほうが見つかるくらい。実際に走行しながら併用して比較する動画などは面白いのでいくつか見た。

他に試したいカーナビアプリもある。

  • ドライブサポーター by NAVITIME
  • moviLink

NAVITIME は「カーナビタイム」というカーナビアプリも出している。二種類あって紛らわしいが、カーナビタイムは有料で使う前提のアプリで多機能、実際の車載カーナビに近い使用感。ドライブサポーターは無料でも十分使えて、よりスマホアプリっぽい UI と、差別化されてるようだ。自分は車載カーナビを使った経験がほぼないので、ドライブサポーターのほうが向いてそう。

moviLink はトヨタが出してるアプリで、トヨタ車の車載カーナビとだいたい同じ感じらしい。トヨタ車を乗り継いでいるが車載カーナビをつけるのはやめたオーナー向けなのか?いまいちなぜアプリを出してるのかわからない。しかし機能や使用感はよさそうで、見た目もわかりやすそう。トヨタ車オーナーになる予定は今のところないけど、アプリは試してみたい。