何年か前に知って、買おうかなと思ってそのまま忘れてしまっていたが、思うところあって買ってみることにした。
注文したのは、天体望遠鏡 国立天文台望遠鏡キット PS-150三脚セット。
三脚も何年も前から欲しいと思っていたので、ちょうど良かった。
三脚自体は二つ三つ持っているはずだが、紛失してしまったものもあるし、手元にあるものはあまり使いやすくない。耐荷重が低いので OM-D E-M1 Mark II を付けると心許ない。クイックシューにも対応していないので(たぶん)、取り外しもしづらい。月を撮影するときは、微調整すると本体ごとずれたりする。
セットの三脚はけっこうしっかりした作りのもののように見えるので、カメラで使う場合にも安心なのでは、という目論見がある。
ちょうど奥さんから「室内で猫の様子を撮ったりするのに三脚を使いたい」と言われていたこともあって、三脚を買う機運だった。これは大きすぎるかもしれないが、それならそれで古いほうを室内用にしてもいい。
このキットには、スマホカメラ用のアタッチメントがついてくる。高倍率の天体望遠鏡越しにスマホで写真が撮れる。まあ、単純にスマホのカメラを接眼レンズにくっつけて撮る、というだけだと思うが、倍率的には明らかに OM-D E-M1 Mark II に望遠ズームとデジタルテレコンで撮るよりも有利だろう。
月の写真をスマホで撮れるとなると、カメラをどうするかも話が大きく変わってくる。もはや超望遠を守備範囲に入れる必要はなくなり、マイクロフォーサーズでいくにせよマウントを変えるにせよレンズを絞り込める。究極、スナップ用途メインのものが一つあれば趣味としては十分、という話になる可能性だってある(スポーツ観戦とか、撮ってみたいシーンは他にもあるにはあるが)。