@kyanny's blog

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ストレングス・ファインダーやってみた

さあ、才能に目覚めよう。おっと、その前に。 | ブログが続かないわけをみて、買って、やってみた。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

  • 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2001/12/01
  • メディア: 単行本
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学習欲
個別化
内省
回復志向
運命思考

だった。

こういう奴は、「9つの性格」とかいう本でエニアグラムだったか、そんなのを昔やったりして、だいたい自分の傾向は把握しているつもりだったので、共感性とか分析思考とかが出るんじゃないかなあと思ってやってみたが、そうでもなかった。

学習欲は、「あーあるある」と思った。○×コマンドのオプションを一つ覚えたので楽しい、とかはコレかなあと。ある程度覚えてしまうと飽きちゃうし。

個別化は、どうかなあ。小さい頃、人に対する観察眼が鋭いとほめられたことはあるけど。ああでも、飲み会とか、テーブルを囲んでいる場で、誰かつまらないと感じてる人がいないか気になったりすることはしょっちゅうあった。

内省はピタリとあてはまると思った。でもこれはちょっと怪しい。昔から友達が少なく、人付き合いがあんまりない人生を送ってきたので、孤独な時間を過ごすことが多かった。だから一人でいることに慣れてしまったり、気にしないように意識的にか無意識にか、工夫をしたかもしれない。ただ、考えてばかりいる、ってのは当たってる。小学校へ入る前から、夜寝る前に延々二時間くらい頭の中で「勇者になった自分がお姫様をドラゴンから救う」物語を考えてばかりいた。毎晩毎晩。今考えれば、よく飽きなかったものだし、自分は変なんじゃないかと不安になったりしそうなものだったが、結局成人するくらいまで寝る前に何か考える癖は続いていたな。最近はすぐ寝てしまうことが多い。

回復志向というのは、あんまりピンとこなかったのだけど、本のほうにかいてあったソフトウェア設計者の人の声を読んで、「プログラムがうまく動かないと、やり直して、動くまでやる」というあたりをみて、確かに動かないプログラムが動くようになると嬉しいと感じるな、とは思った。けど、そんなのプログラム書いてる人なら誰だって嬉しいと感じるんじゃないだろうか、とも思う。「それが才能だから、自分にとっては当たり前のことに思えるのだ」と言われたら、そうかもねと言うよりない。

運命思考というやつは、説明文を読む限りだとあんまり当てはまってない気がしたけど、しかし自分が運命論に惹かれるタイプだという自覚はかなり前からあった。輪廻の思想とか、宗教一般のもつ「人生とは何か」みたいな普遍的な問いかけとか、そういうものはだいたい興味がある。あと、クローン病になって最初の入院のとき、病院のベッドの上でさんざん「なんで俺なんだ」と考えて考えて、出た結論が「人生万事塞翁が馬」だった。物事はなるべくしてなり、おこるべくしておこるものだ、という考え方はしっくりくる。

ところで、こういう性格分析の類いはなんであれ昔から大好きで、特に「当たっている」と感じる説明文なんかを読むととても嬉しい気持ちになるのだけど、それはいったいなぜそう感じるんだろう。自分自身について学習している気持ちになっているんだろうか。

違うや、内省だ。六章をつまみ読みしたら、「内省や自己発見に愉しみを見いだす」と書いてあった。


で、ぼーっとみていて、ウルティマオンラインを思い出した。 34 の才能がそれぞれゲームにおけるキャラクターの個性を特徴づけるスキルで、どの程度優れているかがパラメータの成長具合。ゲームとしてみると、「成長促進スキルを持ってるやつは出世しそうでいいよなー」とか他人事な感じで楽しめる。学習欲スキルはあんまり使えなさそうだ。そこそこ習得したら飽きちゃうのだから武器にならないし。多芸は無芸とも言うしなあ。