新人プログラマーが使えない理由 | TechCrunch Japan
いくつかの点で、的外れだと思う。
新人 == 未経験者である場合(新卒採用など)、定義により現場で即戦力になれないのは明らか。なので使えなくて当然、使えるようにする仕組みがない企業が未経験者採用などするな。しばらく雇って使い物になるかどうか、そのリスクくらい負え。
新人 == 経験者である場合(中途採用など)、即戦力になることを期待して採用するだろうが、現実の仕事で書くコードは前任者が長い年月をかけて書きためてきたコードベースに対する変更である場合がほとんどで、そういう場合純粋なプログラミング技術よりも、仕様や実装や過去の経緯など、コードベースの背景にあるコンテキストを深く理解していることのほうが重要。というかコンテキストが把握できるまでは何もできない。そして大抵の場合コードベースの品質があまり高くないのでコンテキストを把握するまでに時間がかかる、しかし採用担当者やコードベースに慣れたベテランにはそのことが理解できないので「こいつ使えねー」という印象を持ってしまう。
業績重視は結構だが、見るべきものが間違っている。ウェブサイトやアプリケーションなどの完成品だけみても、品質(職業プログラマとして期待する品質のコードが書けるかという意味)はわからない。どこかのマイナーなオープンソースソフトウェアをビルドして「私が作りました!」と持ってきたら見破れないのでは?単純にコピペしまくって作ったのかもしれない。あとこれは自己弁護じみてるかもしれないけど、完成品を作ることに興味感心情熱を抱かないタイプのひともいることを忘れないであげてください・・・。 GPL じゃないけど、作品を提出する場合はソースコード一式も添付させるか、 GitHub のアカウント名を教えろ、でいいんじゃないだろうか。まぁ偽申告されたら見破れないのは同じか。でも GitHub のアカウント名を面接前に知っていたらどんなコード書いてるのかひと通り見るだろうし、それらのコードについて質問するから返答で見破れる気がする。そこまで予習してすらすら受け答えできるようなやつだったらたぶんそれなりに書けるよ・・・。
・・・みたいなことを英語で書いて本家の記事にコメントしたいけど訳せる自信がないしあまり建設的な行動じゃないので時間使うのも気が引ける(けどここに書いても書き手には絶対伝わらないだろうしむなしい)