It puzzles me that developers seem to create themselves a problem and then they point the finger around to search and blame the cause: no, the DOM is not your problem, the fact you brought an over-engineered abstraction on top of a deadly simple task, like a table that needs some quick update, is the real problem you don't want to see.
自分もトレンドとみなされているテクノロジーについて多かれ少なかれこういう思いを抱いてしまうことがある。それは確かにそのテクノロジーを開発した人にとっては解決すべき問題だったのだろう。しかしそれに注目が集まり流行り出したころに飛びつく人たちのうち、どのくらいが本当にそのテクノロジーを必要としているのか?には懐疑的にならざるを得ない。もともと問題などなかったのに、流行に乗り遅れたくないからわざわざ問題を作って解決方法を適用しようとしているのでは?それインターネットの世界のスラングでマッチポンプって言うんですよ、と嫌みのひとつも言いたくなる。
こういうことを言うと、いやお前は何もわかっていない、このテクノロジーは既存のものと全く違う画期的なものでありその価値がわからないお前の方が悪い、などと反論を受けることもあるかもしれない。もちろん既存のものと違いがあるであろうことはわかるし、おそらく特定の問題をより良く解けるように改善されてもいるのだろう、それは否定しない。しかしその細部の違いが決定的な差になるほどあなたの問題はそのテクノロジーにフィットしているんですか?と逆に問いたい。正しいツールを選ぶことには異論がない。ただそれが本当に正しいツールなのか、なぜそう考えるのか根拠が不明瞭なままでは賛成できないのだ。
ただこういう保守的で懐疑的な態度・ものの考え方は、自分がいわゆる老害になってしまっていて新しいものを無条件に否定してしまっていることの現れだ、と指摘されたら、そうではないと確信を持って反論はできないかもしれない。自分でわかれば苦労はしない、自分ではわからないうちに悪い方向へ変化し固まってしまうからタチが悪いのだ。