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ここ一年くらい、過去十年とか十数年で一番、平日の余暇時間が多い気がする。通勤時間と慢性的な一、二時間程度の残業が無くなり、浮いた分を勉強や趣味（遊び）に充てられるようになった。おかげでオンライン英会話も続けられているし、読書時間も多少は増えた。

新しいテクノロジーを習得することにももっと時間を割くべきと思いつつ、それはあまりうまくいっていない。歳をとったから、というのは否定できないが、ふと「おれはむしろ新しいものよりも古いものを学び習得するほうに興味があるからではないか」とも思った。

なんとなく、「全部把握したがる症候群」的なバッドプラクティスのような気もするが、やみくもに競うように新しいものをキャッチアップしては乗り換えるようなのは、あまり性に合わないのだと思う。そもそも昔から何事にもそういう瞬発力があるタイプではないのだ。

一方で、そんなに気構えず、もっと気楽に新しいものに手を出していきたい、いくべきだ、とも思う。手を出すからにはちゃんとやりたい、それ相応にものにしたい、という見栄というか欲というか、投資する時間に対する費用対効果みたいなことをすぐ考えて動きが鈍るが、気にせずどんどん食い散らかしてしまえばいいのに。