@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Assist Lesson

ミスターヒップホップと。今日はどうだった?と聞くと、お客さんとたくさん対面の会議があって車で移動を繰り返して疲れた、四時に帰宅して二時間くらい寝た、おかげで今は元気だと。こちらはこの前話した通り義母の家に来てて、天気が良いとか猫がリラックスしてる(してない子もいる)とか義母の家で飼ってる猫がまた可愛いとかの話をした。背景映像の違いに気づいた模様。

で、今日は何の用事だ?というので例によって振り返りとフィードバックの時期で、下書きを読んで感想をもらいたいと伝える。実は最初はもっと短かったんだけど他のトレーナーにレビューしてもらって書き直してさらにレビューしてもらって、と経緯も説明したらおどけて「おいおい、だったら俺のレビューは不要じゃん!?」いやいやなるべく多くの意見を聞きたいので、と言って読んでもらった。

実に素晴らしいレッスンだった。彼は以前カスタマーサービスのマネージャーをやっていた経験があり、したがってこの手のメッセージを読んだ経験が豊富。なのでマネージャー視点で読んでの印象を伝えてくれたが、経験に裏打ちされた見事な指摘ばかりだった。とりわけ印象に残ったのは「客観的であれ」という指摘で、自分の考えではなく事実を書け、事実に基づくことを書けと。フィードバックであれば、対象者がどのような意識を持っているのかは分からないのだから、「こう思っているに違いない」というバイアスは排除して観測した事実と行動、それから導き出される結果について書く。成果の良し悪しについて述べるなら、「なぜ・どのようにして『良い・悪い』と言えるのか?」の根拠はあるのか?と。レビューしてもらったものと書き直してもらったものを読み比べると、確かに彼が手を入れたものの方が客観的で、書き直し前のものは先入観に基づいているように読める。単語ひとつ、表現一つで文章全体の意味がおかしくなるほど影響を与えることがある、ということも学んだ(diligence)。

重要な矛盾点・要改善ポイントを、文脈が不明な点を確認しながら説明してくれたので明らかに時間が足りなかったが、「お前この後時間は平気か?延長しても問題ないか?まあ最長でも 5 分までしか延長できないけどな、MyStage が切断されちゃうから」ということで 29 分台ギリギリまでやって、書き直した全文をチャットに貼ってくれた。ダメなところを指摘されるのはやっぱりちょっと耳が痛いけど、明らかに良くなった感触はある。やはり彼は別格だと再認識した。教え方のうまさやレッスンの丁寧さではミスナンバーワンが最も快適なレッスンを提供してくれるトレーナーだが、ビジネスシーンでの実用性という点ではミスターヒップホップのレッスンがダントツで優れている。視点も上級者向けという感じで、英語表現の点でもそれ以外の点でも相当レベルが高いと思う。

前提条件の誤認に基づく些細な誤りはあれど、そこだけ手を入れて最終稿として提出して良さそう。いやはや、恐れ入った。

そしてやはり複数人の意見を聞いてよかった。最初のバージョンと読み比べはしてないけど、段違いに良くなったと思う。人によって視点や意見が違うのも興味深い。

明日はお休みにして、日曜の夜に再びミスターヒップホップを E-mail Writing で予約した。予習したデータが手元にないので、時間をとって改めてちゃんと予習しておかないと。

  • diligence = having or showing care and conscientiousness in one's work or duties.
  • conscientiousness = doing work thoroughly and with care
  • diligence = do something carefully
  • hearsay = something that other people told you; something that you have no personal knowledge