@kyanny's blog

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Bizmates Program: Level 3 Rank D Lesson 1: Understanding a mentoring model

ミスターヒップホップと。二日連続。「よう、土曜?だな、今日はどんな調子だ?」いい日だよ、夜は手巻き寿司を食べたし、ちょっと変わったことをしたんだ「何をしたって?」奥さんと一緒に、古いノートパソコンを分解(disassemble)したんだよ「なんだって?なんで?」古いノートパソコンを何台か持ってて、いくつかは昔仕事で使ってたんだけど、処分するにあたって奥さんがデータを心配してね。昔勤めてた会社の機密情報とか、顧客の個人情報とかが入ってたらまずいんじゃないかって。で、パソコンを分解して HDD を取り出してたんだ「それ、暗号化すればいいんじゃないの?」それもいいアイデアだね、HDD を消去する方法もあるし。でも奥さんがすごく慎重派だから、そういう HDD からもデータを復元する業者もいるとかいう話を心配して、はっきりした方法を好むっていうか「brutal」ははは、まあそんな感じ「で、結局どうしたんだ?」塩水に浸けたよ「どのくらい?」えーと、もうかれこれ六時間以上は浸けてるかな「ふむ・・・それなら間違い無いだろうな。安全側に倒すのはいいことだ」本当は HDD を金槌で壊す予定だったんだけど、あいにく家に金槌がなくてね。あと暗号化でいうと、本体はあっても AC アダプターがないかも「あー、SATA は共通規格だから、取り出した HDD を USB とかで繋げられる SATA のアダプターに繋ぐことを考えてた」なるほどね、ところでそっちはどう?「今日はゆっくり休んでいた。バドミントンの世界大会やテニスの世界大会の中継を見たり、休めるだけ休んだ」例のドバイの開発会社は?昨日、『明日修正版を納品します』って言ってたじゃない?「(首の後ろを掻いて)俺のリアクションはこれだ」ははは「彼らからまだ返信はないが、ドバイはフィリピンより四時間遅いからな。まだ彼らの今日が終わるまで数時間ある。俺は彼らにメールしつつ WhatsApp でも開発者と連絡をとっていて、左のディスプレイに WhatsApp を、右のディスプレイに Google を開いてる。開発者の IT 専門用語がわかんねーから都度 Google で検索してる。毎日が勉強だ」最近どんな IT 専門用語を覚えたの?「SMTP(ウェブサイトの登録→メール認証、のフローで必要になった、的な話の流れ)、Simple Mail Transfer Protocol」あーわかるよ、いうほど Simple でもないよね笑「そりゃーお前は知ってるだろうな。ドバイの開発者が SMTP が必要というので俺はわかんねーけどビジネスパートナーにそのまま伝えると彼女はすぐわかったと。で俺は WhatsApp で『オーケー』って返事した。ビジネスパートナーに、なんで自分で直接開発者と話さないのか聞いたら、あなたが学ぶ必要があることだからよ、ってさ。ドバイの開発者には、俺は IT の人間ではないから、頼むからメールは IT 語ではなく英語で書いてくれって頼んだよ」ははは、話してくれてありがとう「お前もな。興味を持ってくれてありがとう」とたっぷりおしゃべりしてレッスンへ。今日は心なしか疲れた様子だった。心身ともに休みという感じだったんだろう。それでもビズメイツのレッスンは夜遅くまでやってるのだから大したものだ。

レッスンは See パートから。例文を読み上げて、「いくつか質問がある。こういうメンタリングモデルを経験したことは?」ないです「問題ない、昨日も言ったようにこれがリーダーシップにとって重要なことだ」からの、ミスターヒップホップの昔話タイム。彼が平社員だった頃、上司がメンターになってくれて、彼は昇進した。昇進お祝いパーティーで上司が彼にこう言った。「俺は明日死んでも幸せだ。新しいリーダーを育てられたからだ」その後彼が上司になったとき、部下の一人が辞めたいと言ってきた。上司になってまだ二週間。部下は六年働いているが過去四回昇進に応募して四回とも落ちていた。彼は部下に、メンターになるから六ヶ月くれといって、六ヶ月以上みっちりコーチングしたり一緒に働いた。次の昇進の時期、部下は五回目に応募し、見事昇進した。彼は部下に、自分が上司に言われてずっと忘れない言葉と同じことをそのまま言った。「そして Ken、お前も既にそれを経験している。昨日話してたフィリピン人のことだ。お前が彼女と随分長く話してなかったとしても、彼女はお前のことを、初めてのメンターだったあの日本人のことを、Ken という名前を、決して忘れないだろう(まあその時は Ken じゃなくて Sashimi-san と呼ばれたたのだがね、俺が Sashimi と読んでくれと言ったので)。彼女の成功はお前の成功なんだ」とここで時間がきて終わり。やはり彼のこの手のレッスンをすると進みは遅いが内容は濃い。

Lesson 1 の See パートまで終わり(質疑応答がもう少し残ってるかも)、次はその続きから。明日は俺も休み、月曜はミスターセブ島を予約した。ミスターヒップホップも枠があったけど流石に3連チャンは、ね。

  • brutal approach
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