@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

七月の TOEIC を受けたあと、現実的なラインはスコア 800 台だろうから目標 900 としてそこまでは何か対策・勉強用にアプリでもサブスクしようかとリサーチしていた。なんですぐ始めなかったか忘れたが、たぶんスコアをみてからどのアプリにするか決めようと思って待ってた状態だったと思う。

が、あっさり 900 を超えてしまったのと、手応えと結果から、なんとなくこの先スコアを伸ばすための打ち手が見えたので、金払ってアプリ使ってもあまり意味ないのでは、という気がしてきた。900 の人がさらに上を目指す、というシーンにフィットするアプリがあるのか、もっとボリュームゾーンのユーザーに最適化されてるんじゃないか、という。

自分なりにこれかなと思ってる対策・勉強法はシンプルで、速めの綺麗な英語(スクリプトつき)をたくさん聞くことと、それなりの分量の英文を読むスピードを上げること。で、これにぴったりの教材とメソッドの候補があって、それは社内ポータルに掲載されるニュースや部署単位の社内報みたいなやつを macOS の音声読み上げ機能で読み上げさせたのを聴きながら読む、というもの。

英語のリスニングにしろリーディングにしろ、興味を持てる教材を見つけるのが難しいことが長年の経験でわかっていた。社内報なら仕事に多かれ少なかれ関係するからランダムな国際ニュースよりも興味を持ちやすい(というか読まないといけない)し、ネイティブかどうかはともかく英語圏で暮らしてる、しかし記者とかではない普通の人たちが書く英文がどんどん出てくるので活きたというかビジネスの現場で実際に使われてる英語、表現、などが無限とはいわないが際限なく読める。そして早く読まないと追いつかないので早く読むインセンティブがある。

とはいえ黙って読んでるとペースがわからないし、ストップウォッチで計測なんて面倒でやってられない。そこで音声読み上げで、単語単位でハイライトしてくれるので目で追って追いつくか追いつかないかくらいの速度で読ませれば速読の練習になりそうだし、読み上げスピードをあげればリスニングの練習にもなる。さすがに人間が喋るのと比べると不自然なところも多いが、だいぶ賢くなっていて、ラジオ感覚で流し聞きするにはまだ辛いけど集中して読む・聞くのであれば問題ない。リスニング音声教材のスクリプト問題もない(そもそも元々英文があるものを読み上げてるので)。

唯一のネックは時間の捻出で、これは仕事用コンピューターでやるのが都合が良く、かつほぼ業務の一部なので業務時間内に済ませたい(プライベートな時間を使いたくない、というか、ワーカホリック気味な気がしてきてしまうので)。しかし仕事が忙しいと社内報なんて読んでる暇と心の余裕がなくなり、この練習もはかどらない。