@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

iPhone 11 の下取り(Apple Trade In)がキャンセルされた

TL;DR

配送先の氏名がローマ字だと運転免許証や保険証、住民票(氏名は漢字)で本人確認できない。配送先氏名(Apple ID の氏名)も漢字表記にすること。

エラーの詳細を表示しないシステムはクソ。ウェブサイトには書いてないがメールには書いてあった。クソで無能なのはおれだ。事務処理能力が無い人は下取りプログラムなどという難解なことに手を出すべきではない。

一回目

運転免許証と健康保険証の写真で申請。保険証の黒塗りはばっちり。しかし数時間後にリジェクト。本人確認ができなかったとかなんとか、詳細不明。

二回目

意味がわからないので写真を見直して同じ情報でリトライ。またも数時間後か数日後にリジェクト。

三回目

健康保険証の裏に引越し前と引越し後の住所を両方記入していたので、これがダメなのかもと思いコンビニで住民票を印刷し、運転免許証と住民票の写真でリトライ。数日後にリジェクト。「下取りがキャンセルされた」とでて、リトライできなくなった。

電話

奥さんが代理でカスタマーサポートに電話して問い合わせ。結果、配送先の氏名がローマ字だったが本人確認書類では漢字なので、漢字の確認(一致)が確認できなかったのがリジェクト理由と判明。

事後にメールを確認したら「下取りに提出されたお客様の名前がアップロードされた身分証明書の名前と一致しない」と書いてあったが、見逃していた。二回目のリトライのリジェクト後のメールだったので、またリジェクトされた!と頭に血が昇っていてちゃんと読まなかった。

リジェクト理由がウェブサイトにも書いてあったかは記録(スクリーンショット)がないのでわからないが、たぶん書いてなかったと思う(本人確認できませんでした、的な感じ)。

三回リジェクトされると同じ注文では下取り不可になり、そこはカスタマーサポートでもうまいことやるのは不可能のようだった。以下の代替案を提案された。

  1. iPhone 14 がまだ返品期間内なので、返品して買いなおし、新しい注文に対する下取りとして改めて申し込む
  2. Apple Trade In ではない別の下取りプログラムにウェブサイトから申し込む。現金ではなく Apple のギフトカードで払われる。多少安くはなるが数千円の差だろうとのこと。こちらの場合は配送先の氏名がローマ字でも関係なし

あと、「これはあくまで私の独り言として聞いてもらいたいのですが」と前置きして、GEO とかで売った方が早いし箱とか付属品付きなら Apple の下取りより高値で売れる、という情報も教わった。「本体だけ裸で売る場合は Apple が強いんですけどね」とのこと。

配送先の氏名がローマ字なのはもちろん意図的にそうしたわけではなく、たぶんむかし Apple の Developer Program に登録したときなどに Apple ID の氏名にアルファベット以外の文字があると ?? とかに置き換わってまともに表示されない問題があり、ローマ字表記に変えてそれ以来変更してなかった、とかだと思う。グローバルなサービスのアカウントでは住所氏名を日本語で書くとバグって面倒なことになるのでアルファベットで書く、というのは比較的知られたプラクティスだと思うが、それが逆に仇になった格好。

奥さんが電話口で「じゃあ、最初に下取りを拒否されたときに電話してれば大丈夫だったってことですか?」「ええ、そうなりますね…」とやりとりしてたのを横で聞いてて、自分の無能さにやりきれない気持ちになった。案の定電話のあとで奥さんには叱られた。

後日譚(予定)

GEO で買取額アップキャンペーンをやってるらしいので、箱や付属品は引っ越しのとき処分してしまったが、一応店頭買取に持ち込んでみる予定。