@kyanny's blog

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abceed vs mikan: 単語帳アプリとしての比較

ざっくりいうと、

  • abceed は TOEIC 対策の英語学習アプリで、単語帳の機能もある
  • mikan は単語帳アプリで、有料プランだと TOEIC 対策の機能も使える

という感じで、そもそもアプリの位置付けとコア機能が違う。

なのでフェアな比較とはいえないが、

  • mikan は「サクサクたくさん単語を覚える」ことに特化している
    • 単語と意味が一対一で一問一答スタイルなので極限までシンプル
    • 品詞や発音記号、例文や他の意味などの追加情報は一切表示されない
  • abceed は「用例や TOEIC 出題傾向も含めてじっくり単語を覚える」ことに重きを置いている
    • 単語ごとに複数の意味が表示されたり、DUO 3.0 みたいに例文単位の意味を覚える出題パターンが選べたり、複雑
    • 情報量が多く、TOEIC で頻出の使われ方などの補足情報がある単語もあり、これ一つで多面的に単語学習ができる

mikan だけだと片手落ち感が強い。覚えた単語の総数は増やせても、意味が歯抜けになるし、品詞や語法は学べないので TOEIC 対策は別に勉強が必要。

abceed だけだと単語帳機能で覚えるのはテンポが悪いし、他にもっと魅力的な機能があるので単語を覚えるのをおろそかにしてしまう。数をこなすのに不向き。

結論、両方を別の目的で使うのが、ベタだけど良いやり方だと思う。mikan で多くの単語をざっと手早く覚える(インプット)。abceed で TOEIC 対策をしながら、間違えた問題の単語をじっくり学ぶ。abceed のほうでも mikan との重複は気にせず単語帳をすすめて、そちらでは復習のつもりでじっくり覚える。