@kyanny's blog

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恥をかくシチュエーションになる前にカミングアウトしたことにすれば童貞バレもハゲバレも怖くない

kiya2014さんのブックマークからすごく興味深いねたを拾ってこれた。


このエピソードは、社会で「童貞」をカムアウトすることがいかにハイリスクであるのかが分かるお話でもありますね。大学在学中に面と向かって「童貞キモい!!」と言われたことがないのは、正直言って幸運としか言いようがありません。幸運に量があるのか知りませんが、私は全てを使い果たしました。

まあ、この前に長い長いエピソードが引用されていて(たぶんどっかのスレ)それにでてくる喪男さんが筋通しててしかも冷静な大人で偉いなあと思うのだけど。セックス経験の有無は人間性の成熟度とは無関係だということの証明だ。

で、そこはそこで最高として、社会生活において童貞カミングアウトはハイリスクである、というコメントがついていたのだけど。これは、課長のヅラがずれてハゲがバレた、というようなバレ方をすると、ハイリスクなんだと思うんですよ。ハゲであることがリスクではなく、バレることもリスクではない。恥ずかしいシチュエーションでバレるからリスクが生まれてしまう。

例えば、俺が一行プロフィールに本名と童貞であることを明記してるのは、この恥ずかしいシチュエーションバレを未然に防止するための一つの手なんだよね。先手必勝。先に「俺童貞なんだ」ってバラしておけば、バラされて大々的に馬鹿にされることはないわけ。「えーマジ童貞!?」「そうだけど?まさか今まで知らなかったの?」セキュリティにおいては、隠蔽された暗号化アルゴリズムよりも公開された暗号化アルゴリズムのほうが信頼性が高いというのは常識。その話をここで持ち出すのは詭弁にもなってないけど思いついたから書いておく。つまり、隠しておくからバレたときに困るわけで、最初から隠さず、別に隠してねーよということをアピールしてしまえばいい。課長がある日いきなりスキンヘッドにしてきて「か、課長、どうしたんですかその頭」って言わせたら、「いやあ俺ハゲだからさー思い切って剃っちゃったよアハハ」の一言でもう勝ちなわけ。

もちろん、最初の一手で不利にならずとも、それはあくまで序盤で追い込まれなかったというだけのことで、「馬鹿女」みたいな人はそれ以後もひるまず馬鹿にしてくる。そこをいかにしのぐか。これは喪男氏のように、冷静に対処するのが一番ではあろう。それには経験を積む必要があるだろうけど。感情的になってはだめで、感情的にならないためには心をコントロールする術を身に付けなくてはならないから。

この、ウェブに書いておくというのは、あとだしでも負けないというのがいいところだと思っている。「お前童貞なの?」「え、知らなかった?いやーとっくにみんな知ってると思ってたよ自意識過剰だね俺アハハハハ」と返すことで、俺が童貞なのを今知ったばかりの相手を俺が童貞なのを知ってるのは当然というフィールドに引きずり込んでしまう。反計みたいなもんだ。「秘密を知られた」ならば手痛いけれど、「知ってて当然のことをようやく知られた」ならば相手に無知という意識を植え付けられる可能性があるためむしろこちらが優位だ。

問題は、本名まで書くと家族にもバレる可能性が高いってことだ。まあ7年前実の妹に「兄貴が童貞なんてありえない」という顔をされてえらいショックだったので、それ以上のショックなんてそうそう受けませんけどねアハハハハ。