一番最後の「イカロスの山」の感想だけやたらめったら長いですが全部ただのたわごとなので最初の一行だけ読めば十分です。
- 恋風のひとの漫画
- 吉田基イか。イの字がわからん。恋風のときから「この人は夢見すぎ系でそこはいいのだけど俺のみたい夢とはベクトルの向きが違うんだよなー」と残念に思っていたのだが、今回はよかった。こういう「エロくないエロ描写」とかは大好きだ。ガワだけ引用して中身詰め替えていくらでも妄想の応用が利く。使いまわせるパターンを手っ取り早く増やせて便利だ。
- カバチタレ
- なんだその腑抜けたオチのつけかたは。
- 大使閣下の料理人
- 大沢公ってホント年齢不詳なツラしてんなー
- はるか 17
- ファインプロの社長はまんまヤクザとして描かれているが、こんだけ見事に「ああヤクザだね」とわかる風に描かれると気分がいい。
- とりぱん
- 帰りの電車で読み終えられなかったので読んでない。表紙だというのに!
- 島耕作
- この漫画最近社会派っぽいことばっかりだな
- ムーさん
- 来週以降も延々ずーっと「ムーディー・ブルース状態」のまま、ムー男が生まれたときの記憶とか夫婦の馴れ初めの記憶とかまでさかのぼっていったら面白いと思う。いつのまにかタイムスリップ漫画になっているという。
- イカロスの山
- 最近のモーニングでダントツに面白い。塀内漫画が以前からそんなに好きだったわけではない。サッカーのやつとかも普通に読んでただけ。しかしイカロスは面白い。何が面白いって、「天下のモーニングで不倫まがいの内容を描くとは何事だ」と思っちゃってる俺の自意識が。まず天下のモーニングっていう前提がおかしい。島耕作が載ってる漫画雑誌だぞ。不倫のひとつやふたつ当然だろうに。じゃあ何故俺はイカロスで不倫が描かれることにこんなにも強い関心を抱くのか?考えてみたところ、俺はモーニングに WJ のような「勇気・友情・勝利」っぽさを見出したいのかもしれない。俺は WJ の熱心な読者だった時期がほとんどないという、漫画好きと言う割にはダメな感じの漫画ファンだが、 WJ の少年漫画ソウルの直撃を受けていないからこそ、他のもので代用したいのかもしれない。で、たまたま同じ週刊のモーニングに白羽の矢がたったと。アフタヌーンではだめなのだ。アホか。でも俺モーニングを買い始めたきっかけって「ブラックジャックによろしく」だったからなあ。ベビー ICU 編とかだったか。いやすでにがん編だったかな。ともかく初期から中期にかけての、まあ妥協してベビー ICU 編までのブラよろは割合よかった。精神科編はもう単行本買うのをやめて全部売ってしまったほどひどかった。話がずれたがイカロスだ。今日ニャー速の「鉄道模型を捨ててから夫の様子がおかしい」をみたが、イカロスと同じキャラクターで、三上=模型を捨てられた夫、というキャストで漫画を描いたら最高だと思う。で三上の旧友の平岡(模型趣味はない)と不倫。何もかもを失った三上という男を塀内夏子が渾身の思いで描き出す!君は時の涙を見る!ああもう楽しすぎる。また話がそれたが、「イカロス」という名である以上この漫画のラストは平岡が転落して死亡とかじゃねーかなーと思う。神話のイカロスは空から落ちてしんでしまった。屈強で生への執着が強い平岡が、むしろこっちのほうが死にそうな三上の腕の中で死んでいく。ああでもそこで三上妻の顔が思い浮かんで奇跡の生還とかか?でもそれだと完璧に不倫ものだなー。俺はそれで三上がさびしく微笑むとかのほうがラストシーンとして面白いからいいんだけど納得されないよなー。無理だよなー。これじゃ実篤の「友情」だよなー。なんていう風に作家をしたの名前で呼び捨てにすると「作家の名前を呼び捨てちゃう俺って読み込んでる読書家!カコイイ!」って勘違いできてオススメ。まあ俺と実篤の仲だし?みたいな?まあ当然「友情」以外読んでねーけどな HAHAHA !もし夏コミカタログを買ったりすることがあれば(そしてイカロスへのこのおもいを覚えていたなら)イカロスの山を題材に同人誌を出すサークルがあるかないかをチェックしてみようと思う。
健一レジェンド略して健レジェの感想を書くのを忘れてた。面白かった。「はあ?このヤカンが?」とか。