@kyanny's blog

理想主義のない現実主義は無意味である。現実主義のない理想主義は無血液である - ロマン・ロラン フランス思想家

Rails 育ちのプログラマが読む GoF や PoEAA に, 残念な内製フレームワーク育ちの C++/Java プログラマがかつて感じたような感動はないだろう. 既視感があふれすぎている. 知識をまとめて整理する役にはたつだろうし, 教養としてとりくむ意義はあると思うけどね.

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前提が変わった世界で改めてアジャイルを学ぶ価値はどれだけあるのか. たぶんそれは, Rails プログラマが PoEAA を読むのと同じようなものだと思う: 勉強してもいいけど, 急ぎの仕事ってかんじじゃない.

http://steps.dodgson.org/?date=20110913

教養をきっちり学んできたであろうひと*1 *2がこう言っているのに 2011 年にもなって初めて PoEAA なんぞ読んでるおれって、と思うのだけど、いままでいろいろ手を出してきても結局「急ぎの仕事」がなんなのかよくわからない。そんなもの十人十色で普遍的な答えなんてない、だから「ふつう○○はおさえておくでしょ」みたいなのに流されず、その時その時で自分が一番強く惹かれるものに時間と情熱をつぎ込めばいいのだ*3、というのが今のところの結論だ。

しかし「アルゴリズムとデータ構造を知らずしてプログラマを名乗るなかれ」とか「C言語の読み書きもできないの?」とかいう囁きがたまに、けっこう、頻繁に頭の中にこだまして、そのたびに恐れおののいてもいる。でもいまから正統派・本格派を目指しても、学生時代からみっちりやってきてるひとたちにかなうわけがない、とはいえコンプレックスはあるのでせめて教養くらいはみにつけておきたい、というモチベーションでつつましく読書などしているわけだが、そんなことしてる暇があったらソーシャルアプリの一つも作ったほうがいいんだろうか・・・いやでも(十人十色で〜、に戻る)

という風に、キザな言い方をすれば「将来に対するぼんやりとした不安」をしょっちゅう感じていて、何もせずぼんやりしていると不安でいてもたってもいられなくなり、何でもいいから何かしなくてはという強迫観念にかられ、なおかつ何かしていれば不安を頭の中から追い出せるし不安を感じる暇もなくなるので、役に立つかどうかもわからない分厚い本を読んだりしている、つまり教養のためというのは体の良い嘘であって正しくは「ストレス解消のために分厚い本を読んで「おれすげーおれえらい」感を味わっています」と言うべきだった。

*1:http://d.hatena.ne.jp/voicetrek/20090919/1267421179

*2:http://d.hatena.ne.jp/voicetrek/20091231/1267421279

*3:その点 g000001 さんは傍目にみていて興味関心の軸がまったくブレないのがすごい