というか、(かなり偏見を含む)空想。
- 「技術力が衰えつつあるおじさんエンジニアのキャリアパスをどうするか」という命題に対して業界は「経営がわかるCTO」「技術顧問」などの回答を示してきた
- しかしCTOも技術顧問も椅子に限りがあるため、業界は新たな受け皿を必要としていた
- 業界の平均年齢が上がり、他の業種と同様におじさんエンジニアたちは「管理職」になることを受け入れなければならなくなったが、この業界は「マネージャー(管理職) = 悪」という価値観が根強いため、業界人たちの意識変革が必要だった
- そういうもろもろの問題意識やら個々人の思惑やらが交錯した結果、どこかの誰かが「エンジニアのマネージャーは無能な管理職なんかじゃない!『髪の尖った上司』なんかじゃないんだよ!」といいだし、キャリアに不安を抱えていたおじさんエンジニアたち(と、そんなおじさんの背中をみてぼんやりとした不安を感じていた若者エンジニアたち)の心をグッと掴んだ
- 個人的には、業界の黒幕が存在して、裏で糸を引いてこういうことをコントロールしているんじゃないか、という陰謀説にちょっとだけ惹かれている。こういうイメージ。
- 要するに、若かったこの業界もいまでは十分に成熟し、他の大多数の業界と同じように、普通で平凡な構造に変わってしまった、ということ
ブームというかムーブメントというか、それが「当たり前」になっていくのだろうから、おとなしく乗っかっておいたほうが無難なんだろうなとは思う。しかし、誰かの描いたシナリオ通りに進むなんてまっぴら御免だ、という怒りを抑えられない。「無能な管理職は悪、エンジニアの優劣は書くコードで決まってナンボ」と信じ続けてなにが悪い。