たしかこの記事で存在を知って、そういえば組織について論じたり組織作りをしたりしてる割に「組織とは何か」について体系的な知識を持ってないし勉強したこともないなと気づいたので 2018/07/04 に買った。なんでこの記事を見つけたのかはよく覚えてないけど、スターかブクマがついてブログ見に行ったら書いてあったんだと思う。
ものすごく良い内容。文章は平易だけど情報密度が高くてちょっとずつしか読み進められない。なのでまだ読み終えてない。
この本を読むまで知らなくて、この本から学んだとても重要だと思うことは、
- 組織は「分業」と「調整」を行うためにある
- 調整の方法には、問題が発生しないようにあらかじめ行う「標準化」と、問題が発生したあとに対処するための「ヒエラルキー」がある
長年、組織ってものができてくるとなぜ調整が増えるのだろう、面倒くさいのに、と不思議に思っていたけど、「そもそも組織って、調整を行うためにあるものだったのか・・・」と、コロンブスの卵というかコペルニクス的転回というか目から鱗だった。
そして、分業すると作業工程間の調整が必要になるので、あらかじめ標準化しておくことで問題が起こらないように予防しつつ、標準化も一定以上やりすぎると逆効果なのである程度の例外はヒエラルキーによって都度判断して対応する、という、これも「そうだったのか・・・」という驚きだった。つーかむしろ、そんなことも知らずに十何年も会社勤めをしていた自分にもびっくりした。
- 作者: 沼上幹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: 新書
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