この手のテーマには弱いのでつい買ってしまった。
前半は「アメリカ人の生態」みたいな話で、エスニックジョークというほどではないけど好みな内容で楽しめた。大体知ってる(つもり)の内容でもあったので新鮮さ・学びは少なかった。
後半は実戦的な例文が多くて、知らなかった表現がちらほらあって勉強になった。
引用など
- ビジネス全般、アメリカは予習型
- (アメリカ人にとって)時間管理ができる = 締め切りを守ること
- 決められたタイムラインを守る(クオリティ犠牲も厭わない)
- 事前に決めた期限までに、決めた通りの仕事を終える、という考え方
- 相手の時間を大切にする意識を持つ。同僚であっても用件があるときは必ずアポイントメントをとり、予定の時間内で用件を終わらせる
- アメリカ人は Fair であることを非常に重視する
- アメリカ人にとって Integrity も非常に重要
- 言動が一致している、一本筋が通っている、のようなニュアンス
- 「英語が苦手です」と言うかわりに My accent may not be clear. Please stop me anytime if you have any questions.
- Sorry の発音「ソリィ」と短く
- 会議中、後ろの席でヒソヒソ話・相談は厳禁
- I may need to ask my assistant for the translation during the meeting. I would appreciate your understanding if it happened.
- Excuse us, we have to confirm a few things in Japanese.
- アメリカ人相手に「会議で発言しない」 = その場の議論全てを理解し、結論に合意した事になる
- アメリカ人は上司に仕事を任された場合、できるだろうか?(自信ない)とは考えない。「上司が任せたからには、できるはず」と考える
- もし自分にはできない仕事であれば、上司が任せるはずがない、という思考回路なのだろう
- アメリカ人は人生を楽しむことを非常に重視している
- 週末何してた?疲れて寝てた・・みたいな元気のない返事は弱々しく頼りないイメージを与える
- 自慢げに聞こえる自己紹介への反応 I'm happy for you. すごいね!というニュアンス
- gut feeling 直感的な
- アメリカ人にとって会議はものごとを決定するための場。会議で合意したことは原則として覆せない。厳格なルール
- フィードバックはサンドイッチ話法で(ポジティブ→改善点(本題)→ポジティブ)
- I understand には理解したと同時に I agree も含まれる
- 同意したかは別として理解したというときは I see what you mean
- 文章 PEEL 方式
- Point
- Evidence
- Explanation
- Link
- ビジネス英語はできる人を真似るのが最短
- 音読の良い教材 (外資勤めの場合)勤務先・競合他社のアニュアルレポート(英語)トップから株主へのメッセージ
- 株主向けなので非常に練られていて、かつ平易な英文
- ニュース記事は失敗の元。洗練された言い回しをよしとする記者が書いているのでビジネス英語と方向性が異なる -発音できるようになったリエゾンなら聞き取れるものである
- ビジネスシーンのリスニングに大きな問題を抱えているとしたら、会話内容の予習不足が原因
- 言語力について最も重要なポイントは「母国語をベースにして思考力や知性を十分に発揮できること」
出世する人の英語 アメリカ人の論理と思考習慣 (幻冬舎新書)
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