@kyanny's blog

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検索の会社のリクルーターから「しばらく!ジャパンのエンジニアリングマネージャポジションに興味ない?」とメールが来てた。二週間くらい返信できてなかったけど、「連絡ありがとう。今は IC のキャリアを追求してて、マネジメントのロールには興味ないんだ、いつか情熱を取り戻すまではね・・」と返事した。

最初のコンタクトはジャパンのエンジニアリングマネージャだかダイレクターだかの人からのメールで、六本木の某所で行う食事会に招かれた。仕事探しの会社や本屋の会社のエンジニアリングマネージャとか、数社から十数名が集まって、検索の会社の数名のマネージャとエンジニアリングマネジメントについて語らう、という趣旨の会合だった。

この時のことはブログには書いてなかったけど、 Google Nest Mini - @kyanny's blog でちらっと触れていた。この時のお土産が Google Home Mini だった。

その会合では、英語力不足で何もできなかった。参加者の大半は外国人で、会話も当然英語で、本屋の「the challenge is」が口癖の人が早口でずーっと喋るのを全然聞き取れなくて愕然とし、その場にいるのが恥ずかしくなり、惨めで気まずい思いをした。そういえばその場にはブラウザ関連で著名な人もいて、一言二言だけ言葉を交わした。

招待メールのやりとりで、同じ会社からもう一人参加予定だと知らされ、誰が呼ばれたのだろうと疑心暗鬼になったのを覚えている。結局、この人なら納得だし居合わせても問題ない、という人が呼ばれていたのでホッとしたものだった。

2019 年の 10 月・11 月というと、ギランバレー入院から退院した直後・・と思ったらそれは 2018 年のことだった。2019 年の秋にはもう Quipper を辞める決意はほぼ固まっていて、とにかく辛い状況から一日も早く逃げ出したい一心だった。マネジメントの仕事には心底嫌気がさしていて、身に余る機会だったのに先のステップに進むのを躊躇していて、そこへ the challenge is の洗礼を受けて一気に自信を失い、二度目の会合のお誘いには返事もできなかった。二度目の時はちょうど転職活動中で、退職日を考えるとそこから選考に進むのでは遅すぎてリスクもあったので、それもあって返事をしなかった。

マネージャから IC に戻った経歴の持ち主は、リクルーターの目にはどう映るんだろう。もうマネジメントには興味ない人としてそういうポジションの候補者リストからは外れるのか、とはいえ過去に経験があるのだからワンチャンあるかもと考えるものなのか。