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もはやおれよりよほどネットの出来事に通じている妻から、今年のアドベントカレンダーでも炎上案件が出たと聞いた。企業が主体になっているやつで、一年前に誰かが書いた記事をパクったらしい。企業が当事者に処罰を予定、と発表すると「それはちょっと、それよりもレビュー体制を」みたいな意見も出ているとのことだけど、では社内のレビュー体制が整っていれば未然に防げたかというと、無理だったんじゃないかなあと思う。「パクってまで記事を書くやつがいる」という発想そのものがなければ、レビュー時に「パクリ元がないか探す」というチェックをするはずがないからだ。この企業は一度経験したから、もう二度とパクリ記事を世に出すことはないだろうけど、痛い目を見る前に予見し予防できると安易に考えるのは「後出しじゃんけん」の類だと思う。もっと深いところで、「ネタがないならないから書けない、とパスも相談もできず、こっそりパクるという手段を選ぶまで追い詰められたプレッシャー、それを感じさせる職場環境」などを問題視することもできるだろうけど、単にめんどくさくてパクっただけという可能性もある。結局、やりたいやつ以外にもやらせようとするのが一番の問題なのだ。、