@kyanny's blog

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頭のよさとは「説明力」だ

よい説明とはどんなものか、よい説明をするためのコツとは、といったことを説明している本。

説明の仕方の本だけあって説明はわかりやすかった。ただ、これはという新しい気づきは少なかった。

ハイライト

私の教え子で、アナウンサーの安住紳一郎さんがいますが

そうだったのか。

わかりやすい説明とは、必ずしもすべてを説明することではないのです。この点は、若干、杓子定規な人が誤解しがちな部分です。まじめな方のなかには、一生懸命、すべてを説明しようとする人がいますが、そこにこだわる必要はないのです。 上手な説明とは、「相手のわかることだけ」、「いま必要なことだけ」を説明するものという側面があるのです。

これは多少、痛いところをつかれた。

丁寧に説明しよう、正確に説明しようという意識が強い人のなかには、時系列にこだわりすぎて、最初から順を追って事細かに説明していく人がいます。しかし、こういった説明は多くの場合、まわりくどいだめな説明になってしまうことが多いものです。

これなんかそのものズバリ。でも、余計なお世話だ。

結局のところ、説明を受け入れるかどうかというのは、その説明者を信用するかどうかということなのです。信用できるかどうかの基準となるのは、多くの場合「誠実さ」です。つまり、最終的には説明者の「誠実さ」といった、人としての基本的な部分に説明力は依よっている場合が多いのです。

なるほど。

この本は Apple Books で買ったが、macOS の Books アプリでも本文テキストのコピーができなかった。とても不便だ。