@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Findy Engineer Lab ファインディエンジニアラボ「わたしの選択」に載った

engineer-lab.findy-code.io

縁あってお話をいただき、自分のキャリアを振り返る記事を書かせていただいた。ありがとうございました。文責はおれにあるが、文章の読みやすさなど良い点があるとしたらそれは原稿の編集をしてくれた編集者のプロの仕事の賜物です。

つらつらと楽屋話を。

記事中の写真は、ステッカーの記事以外すべて妻が撮影したもの。まともな自撮り写真がないので、妻に泣きついて撮ってもらったり、長年撮り溜めた iPhone の「写真」アプリから人様に見せられる写真をピックアップしたり、さらにはおれの過去のツイートまでさかのぼってステッカーの写真を探し出したりと、ビジュアル面で多大なサポートをしてもらった。自撮り写真、それなりに撮って(撮られて)おいたほうがいいよ。

「言語化とキャリア」的なテーマでどうですか?という提案だったので、キャリア全体を振り返る内容になった。なんか集大成感があって、このまま「我が人生・完」ってテロップが出て死ぬんじゃないかとか思った。

昔の出来事は「そんな時代だったな〜」と思い出しながら書いたので、なるべく(自分の中で)時代を象徴するようなフレーズを盛り込みたくて、「けものみち」とか「Shut the 〜」とか「センス・オブ・ワンダー」とか盛りだくさんになった。「けものみち」は梅田望夫の「ウェブ進化論」が初出だったと記憶してたが、改めて調べると「ウェブ時代をゆく」が初出っぽいと知った。「センス・オブ・ワンダー」はむしろその後に続く、

今の仕事で脳味噌が腐っていってるんじゃないかと心配しているとしたら、 たぶん腐っているよ。

という一文から多大な影響を受けていて、三十代前半くらいまでの転職時はこれを自問して辞めるかどうか決めていた。

おれが「言語化」を語る上でブログに触れないわけにはいかない。ブログ再開しました - スタディサプリ Product Team Blogに書いた、

自分の思考を整理したり、思いのたけをぶちまけたりしながら、人生を綴り人生を切り拓く手段としてブログよりよいものを僕は知りません。

という一文はとても気に入っていて、これもどうにか引用できないかと思ったけど、ちょっと構成に無理が出るので諦めた。でも、ブログなくして今のおれはない。そしておれにとってブログとははてなダイアリーのことでありはてなブログのことなので、はてななくして今のおれはない。他にも色々な理由から、京都に足を向けて寝られない。

記事中、何枚かの写真で持ってる黒いカメラは FUJIFILM X100V だがカメラを持ってる写真は OM-D E-M1 Mark IIM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO による撮影。X100V に気づいた人は一名だけいた。X100V のリストストラップは Peak Design の CUFF(廃盤になった初代 CF-2のほう)。一枚目の写真で着てる青いパーカーはクイックステップというベルギーの自転車ロードレースチームのもので、気づいた人はなんと四名もいた。自転車ロードレースマニア、すごすぎない?

記事中に出てきた別の「いつか働いてみたい」企業ってどこ?については、あー、親愛なる読者諸君はもうわかるな?

猫とツーショットの写真、あの猫は妻が拾ってきた野良猫で、しばらく病院通いが続いていた頃の写真。おれの自宅はすでに先住猫が二匹いたので妻の実家で引き取ってもらい、今は金沢で幸せに暮らしている。たまに妻の母が LINE で見せてくれる。

(思考|志向) は正規表現です。

あとは何かあったかな・・思い出したら追記する。

妻に「ボツになった我が家のニャンズの写真を載せなさい」と言われた。