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テレビで若いキセル職人のドキュメンタリーをみた。ネットの動画でキセル作りを独学したらしい。

伝統工芸の後継者不足はずいぶん前から指摘されてるけど、伝承が途絶える前に仕事ぶりを全部動画で撮影して YouTube にアップロードしとけばいいんじゃないか。世界は広いから誰かしら見つけた人が興味を持って、真似し始めるかもしれない。日本人ではないかもしれないけど、結果的に、文化が失われずに済む。

YouTube だけだと心もとないし、個々人に任せると権利関係とかが難しくなりそうなので、動画そのものの権利は国や自治体が管理する形にして、国会図書館とか公共のアーカイブにも保存すればいい。撮影はそのへんの YouTuber に委託して無駄に高価な機材で 4K 画質とかで撮らせればいい。

テレビ番組とかだと職人の仕事の一部しか撮影しないだろうから、それでは不十分だ。その技能を持つ職人が死に絶えて、職人の仕事ぶりを直接知る世代も死に絶えて、完全に文化伝承が断絶された後に動画だけで完全に再現できるやつが現れる、そういうことが可能であるためには、一年間毎日職人の生活に密着して一挙一動すべてを撮影記録するくらい徹底しないと。そんなことができるのは暇な YouTuber くらいしかいない。