@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Bizmates Program: Level 3 Rank C Lesson 18: Keeping in touch

ミスターヒップホップと。一分切ってから MyStage にアクセスしたら教材画面も動画画面も何も表示されず、MyBizmates に戻って MyStage を開き直しても MyStage に戻ってしまう。障害でも起きてるのかな、こりゃ Skype にスイッチありえるな、と思って Skype を立ち上げつつ何度かトライしてたら繋がった。開口一番「Ken、お前 MyStage でトラブル起きてないか?」よくわかったね、これこれこういう感じで、あ今も教材は出てないや「やっぱりな。俺の方も何度かリロードしなきゃならなかった。他のトレーナーに聞いても同様だった。多分 MyStage の新しいバージョンがリリースされたんだと思う」へえー、Bizmates の開発チームはデプロイがアグレッシブで驚くよ、前も金曜の夜にデプロイしてトラブルになってなかったっけ。今時のソフトウェア開発では夜や特に金曜の夕方以降のデプロイはごハットとされてるんだけどね、トラブルになると週末まで働かなきゃいけないから「でも日本では金曜の夜にリリースすることもよくあると聞いたぞ」あー、伝統的な会社をお客さんに持つ会社とかだとそうかもね、でもその場合は事前に告知した上でメンテナンスを入れると思うよ。

とか話してたら唐突に「ところでお前にこの話をしたっけか、実は二ヶ月前に新しい会社を興した。知人と共同創業した。ロジスティックス(運送)関連の会社をサポートする会社で、顧客は BtoB の運送業で、伝票の転記とかを全部マニュアルでやってたところにシステムを導入するんだ」へえー!すごい!おめでとう!マニュアルってまさか紙で?「エクセルだ。ウチのシステムは QR コードを使う。宛名とかも一度入力すれば以降はシールを貼れば済むからな。でそのシステムだが、色々検討した上でドバイの会社に発注した」なんでドバイ?「そこのメールが一番プロフェッショナルだったからだ。反応も早いし内容も充実している。プロジェクトマネージャーは頻繁に状況連絡のメールを送ってくる。他にはナイジェリアのグループ?からも連絡があったが、Facebook Messenger で連絡してきたので『メールで提案書を送ってください』と言ったら『メールは時間の無駄だ、Messenger で済まそう』と。なのでこう言ってやった、「あなたの時間を無駄にして申し訳ない、しかし Messenger でやり取りを続けるのは我々にとって時間の無駄だ』で奴をブロックした。fishy だったからな」聞いててヒヤヒヤするやり取りだ。MyStage 障害中なのでミスターヒップホップの話はまだまだ続く。今日はもうこのまま起業話聞くモードにこちらもなってる。「でドバイの会社だが、前金で半額、UAT = User Acceptance Test をウチ実施して OK なら納品・残りも払う、期間は 30 日間という条件だった」30 日ってだいぶ早くない?「俺の共同創業者は元プログラマーで、日本の NEC で何年か働いた後帰国した人なんだが、彼女曰く『私なら一週間で作れるわ。一日 16 時間働くけどね。他のプロジェクトもあるから 30 日も待てない』」うげー、無茶苦茶だな、と思いつつ、それであなたの結論は?「Ken、俺はタフ・ネゴシエーターだ。ドバイの会社とミーティングをした。『これは我々にとって最初のビジネスだ、まだあなた方を完全には信用できない、あなた方がフィリピンにいるなら逃げても追いかけるがドバイではそれもできない。そこで我々の条件を伝える。UAT が始まったら半分はらう、受け入れ OK のタイミングで残りを払う、期間は一週間。このプロジェクトがうまくいったら次のプロジェクトも発注する。そのときは前金で半分払う。ちなみに我々の顧客はこの大手会社だ』プロジェクトマネージャーは『ちょ、ちょっと内部で検討するので三時間ください』で三時間後『わかりました、通常は最低でも前金で 20% いただくんですが、今回は特別にそれでお受けしましょう」マジか、一週間で作ったシステムちゃんと動くの?と内心真っ青になりつつもおもしれーふんふんと聞く。

とここで残り二分少し、「ともかく彼らの最初のメールがプロフェッショナルで impressive だったのが始まりだった。これが今回のレッスンのすべてだ。タイトルは?」と唐突にレッスンにつなげてくる意外性。教材まだ出てないので開いてた PDF を見て回答する。「では質問だ。お前はビジネスの人間関係を keep in touch してきたか?」いやあめっちゃ苦手で・・「どうしてだ?」内向的な性格もあるし、ずっとプログラマーで顧客とほぼ接しない仕事だった、ビジネスの人間関係自体がほとんどなかった「なるほどな。誰もが苦手としている。連絡取るのは決まって困ったときだ。でもそれで突然数年ぶりに電話とかメールとかもらっても『は?』ってなる」あー何回かそういう唐突な連絡を受けた経験はあります「だよな。このレッスンではそういうことを学ぶ。レッスン十分にできなくてすまんな、あと大事なことを一つ。時にはタフ・ネゴシエーターになることも必要だ。時には、だぞ、いつもじゃない。時には、必要なんだ」わかりました、話とても楽しかった。

という感じで完全に彼のペースで最後はためになるいい話みたいな終わり方をする、いかにもミスターヒップホップらしいレッスンだった。しかし起業してるとはなー。まあビジネス経験豊富そうだし、今はフリーのコンサルタント?をやってるとかプロフィールに書いてあるくらいだから独立してたわけで実質起業してたのとあんまり変わらない気もするが、まあ人を雇って会社を経営するのはまた違うんだろうな。ミスター獣医の恋人のスフレチーズデリバリー屋ともども、うまくいってほしい。

次回は Lesson 18 の See パートから。次回はミスクールを予約した。

  • Good evening, Ken. See you in a bit! :)
  • bidding = the offering of particular prices and services
  • It's very fishy = it sounds like fraud; it sounds like a scam
  • UAT = User Acceptance Testing