Doom starts up with a vanilla splash screen という FAQ に近い現象。Doom Emacs を新規インストールしなおしてから発生するようになった。
FAQ には ~/.emacs
の存在が悪さをしているとあるが、自分の環境には ~/.emacs
は存在しない。しかし、何らかの操作をすると ~/.emacs.d/.local/cache/autosave
というディレクトリが作られる。このディレクトリの中には autosave 関連っぽい一時ファイルがある。
~/.emacs.d
が作られる前は Emacs を再起動しても Doom Emacs がロードされる。~/.emacs.d
が作られた後に再起動すると、以後は Doom Emacs をロードせずデフォルトの Emacs が立ち上がる。
これが原因だろうし、おそらく自分用の設定ファイルに問題があるのだろうと思って cd ~/.doom.d && rg autosave
したら案の定 config.el
でいくつかの変数に ~/.emacs.d/.local/.cache/autosave
という感じのパスを設定している箇所があった。customize-group とかで設定したものが保存されてたのだろう。Doom Emacs を新規インストールして以降だったか、M-x customize とかを実行すると「Doom Emacs ではこの機能は使うな」と言われるようになったので、関連がありそう。
それらのカスタマイズ変数を削除して Emacs を再起動し、autosave で ~/.emacs.d
以下のディレクトリが作られる操作をしてみて、ディレクトリが作られないことを確認、Emacs 再起動してもちゃんと Doom Emacs が起動されることを確認した。autosave 自体は ~/.config/emacs/.local/cache/autosave
というディレクトリができて、そこを使って動作しているように見える。