TOHOシネマズ府中にて。
特撮ドラマのいちシリーズを二時間に詰め込んだので無理もない、展開も大急ぎだしカット割りもせわしなく感じた。子供向け映像作品だけど内容は大人向けの難しい話、というのを、当時子供だった現在の大人向けに見せる、というのはうまくやれていたように思う。おれはその世代より何歳か若すぎるが。
長澤まさみが気合を入れるときおしりを叩くシーンが何度か出てきて、これがいかにも「おじさんが好きそうなソフトなお色気シーンでござい」という感じで、まあ白けた。おじさんが作ったおじさん向けの作品に過ぎないんだなあと、つくづく思った。
本編のあとにオリジナルのウルトラマンの人気エピソードを流すファンサービス?つきの上映で、本編にも出てきた「メフィラス星人」のエピソードだった。しかしこれを見たのが大失敗、なにせ昔の作品なので「ポケモンショック」前だから画面のチカチカは容赦ないし、宇宙人が喋るシーンの最中ずっとキンキンという効果音が鳴り続け、これも映画館の音響では響き過ぎて、おかげで目や頭が少し痛くなってしまった。そのあと立て続けに持つ一本観たので、帰宅する頃にはすっかり具合が悪くなってしまった。
上映前の「特報」で「シン・仮面ライダー」が報じられて、やはり世代ではないのだけど(ライブで見た記憶があるのは「仮面ライダーRX」からだったし、熱心には見なかった)、こちらのほうが「大人が今見ていろいろ感じ入る」のに適した題材に思えて、ちょっと楽しみ。