@kyanny's blog

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Bizmates Program: Level 4 Rank A Lesson 8: The Value of Time

ミスターヒップホップと。そういえばバレンタインデーという話題は一切出なかったな。こちらも忘れてた。「よう、今日は寒いか?」少し雪降ったよ、まあ寒いね「だと思った。春はいつ頃くる?」うーん、桜の季節でいうと、東京は三月下旬くらいで、金沢は東京より寒いから、四月上旬くらいかなあ?四月中旬まで遅れはしないと思うけど。「仕事の方は順調か?」週によって忙しさが変わるね。二週間前は余裕があったけど先週今週は結構忙しい。「でもずっと忙しくなり続けてない分だけマシだな」長期トレンドで見れば少しずつ忙しくなっていると思うけどね。去年と比べたらタスク量は増えているはず。営業が頑張って売ってお客さん増えてるからね「そりゃいいことじゃないか」そうねえ、でも世界経済の悪化を受けて、先週 CEO が 10% のレイオフを発表したよ。幸い僕と僕の部署は対象外だったけど。と、この時点で五分以上経っていたからかここには食いつかずレッスンへ。

Lesson 8 の Try からだが、ミスターヒップホップは「おさらいだ」と言って割と自由に話をするので、Sequential/Synchronous それぞれの特徴を俺に説明させた後、「日本はどうだ?」とか、またお得意の彼の経験した話を久々に色々と披露してくれた。一つは「フィリピン・タイム」で、フィリピン人は時間にとてもルーズだという話。友達と 11 時に昼食の約束をしてたとして、その時間に待ち合わせ場所についてるのは彼一人。今どこにいる?とメールして、「今出たとこだよ」=「今起きた」、「今向かってる」=「ちょうど家を出た」、「もう着く」=「待ち合わせ場所付近のおおまかなエリアに到着した、最寄りのバス停で降りたとかショッピングーモールに着いたとか」、「ごめん迷った」=「先にレストランに入った」、と翻訳するらしい。これは前の会社の同僚が言ってた「沖縄タイム」と大体同じで笑った。

あとは、彼がマネージャーだった時チームメイトに時間の大切さを教えるため、「会議の開始時間に 1 分でも遅刻したら参加を許可しない」という厳格なルールを作った話。会議で彼に報告書を提出する必要がある部下がいても、「俺の仕事が終わってからにしろ」とつっかえす。「シークレット」として、家庭にも時間の大切さをもちこむ話も披露してくれた。彼の子供を学校へ車で送って行く時、7 時に家を出る予定だったら、家庭なので allowance を設けて、7 時 5 分までは待つ。しかしそれをすぎたら問答無用で置いていく。実際にそうしたこともある。「他の子供を送った後で奥さんに怒鳴り散らされたけどな」とオチもつけつつ、そうまでして時間の大切さを自分の子供達に教えたかったと。この人はやはり話聞く限りではフィリピン人にしては珍しいきっちりしたタイプなんだろうなあ、定めし出世したことだろう。あとは、当然だけど事前に遅れることを連絡してる場合は例外、と。「まだ顧客との打ち合わせ中です」とか。そういうのはむしろチーム会議を優先して切り上げちゃダメだよね、と水を向けると「そんなことしたら余計に俺を怒らせるだろうな」と。

残り五分前後だったが Try からようやく再開し、「あなた・会社・国の文化はどっち寄りか」長くなりそうな質問だったが、それを察してか「一般的にいえば日本は sequential time culture だ」と。「おさらい」の時に、日本人は予定の開始時間と締め切りは厳格に守るけど、終わり時間はルーズだという話をした。ほぼ全員が始業時間前に出社するし、締め切りに間に合わせるため残業も厭わない。会議も開始時間は守る。けど、会議の終わり時間はズルズル長引くし、終業時間になっても次の予定がある人以外はみんなズルズル残業してる。←が、彼のチームの話を聞いて、そういえば日本人も会議の開始時間は全然守らない奴もたくさんいたなあと思い出したりして、自分は仕事でもプライベートでも時間にはかなりルーズな自覚があるし(非常に良くないが)、どうしてか勤務先も時間のルーズさが散見されるので、いやいや too synchronous ですよという話をしようかと思ったのだが、まあ確かに新幹線とか電車は全然遅れないねというと「新幹線は年間で 19 秒しか遅れないらしいが、それでも日本人乗客は不満を感じるという研究結果もある。9 と 0 じゃない、1 と 9 だぜ?」そんなのほとんど気づかないレベルだと思うけどね、と合わせると「フィリピンじゃあ、駅に着くと『電車が来ますように』と祈るんだ。日本じゃ 8:28 に電車が来ると書いてあれば、当然来るものとして待つだろ。フィリピンは違う」と。

あとは、「ビズメイツ初めてどれくらいだ?これまでの経験から、フィリピン人はどっち寄りだと思う?」という質問もあり、synchronous だね、トラブルで開始が遅れた場合でなくても、多くのトレーナーがレッスン時間の延長を厭わないもの。終了時間を 2 分 3 分過ぎても続けてくれるのは珍しくないよ。と。

そんなこんなで濃い目の 25 分を過ごした。Try の 2 まで終わり、次は Try 3 から。明日は夜予定ありなのでスキップ、木曜にビズメイ太郎さんシリーズから初めての女性トレーナーを予約した。

  • Good evening, Ken. See you in a bit! :)
  • The minimum amount of respect that you can give to someone is just to be on time.