@kyanny's blog

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Unity が新しい料金プランで炎上してるのを見て、そういえば対抗馬の Unreal Engine というやつとどっちが C++ だっけ、と基本的なところを軽く調べたら、Unreal Engine は C++ 以外に Blueprint という独自のビジュアルプログラミングもサポートしているらしい(Unity は C# だった)。

Scratch みたいなものか?とちょっと興味が湧いたので、ここはフットワーク軽く行こうと Unreal Engine 5 をダウンロードして起動してみた。実際にはまず Epic Games Launcher をダウンロード・インストールし、Epic Games のアカウントを作成し(kyanny という display name は使用済みだった残念)、Epic Games Launcher から Unreal Enigine 5.3.0 をダウンロードして(17 GB くらいあった)、それでようやく起動できた。初回起動も数分くらいかかった。

Third Person Game のプロジェクトを作り、UnrealEditor が起動したらまず再生ボタンを押してゲーム?を実行してみると、ものすごく遅い。明らかにコンピューターのハードウェアスペックが足りていない挙動。パネルとかボタンとか色々あるけど何したらいいかさっぱりわからん、というのはこの手の IDE に対して常に感じることなので慣れているが、動作がもっさりすぎて気軽にいじり回す気にもならない。2020 年の Intel MacBook Pro ではもう厳しいか(しかし会社支給マシンなのであと一年半はこれで頑張らなければならないー更新サイクルが四年に伸びたのだーそれでも私物の MacBook Air よりははるかにマシなスペックなのだが)

MacBook Pro のハードウェアスペック
MacBook Pro のハードウェアスペック

Unreal Engine といえば、確か藤井太洋の「アンダーグラウンド・マーケット」だったと思うが、天才ハッカーの若い女の子が出てきて天気だか地形だかを調べるための補助ツールを Unreal Engine で即興で作ってみせるシーンがあって、弘法筆を選ばずというか、本物のプログラマはどんなツールやプログラミング言語ですら実用的に使いこなせるだけの素養を持っているものだ、みたいなシーンで印象的だったのを覚えている。