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メイド喫茶ってキャバクラみたいなもんだよね、という話。へへーん俺はもう一年以上前から(メイド喫茶に初めていったときから)人と話すたびにそういって自説を展開してたもんね!(優越感ゲームごっこ終了)
で、以下その自説とやらを書くわけだが、男オタク*1が何故キャバクラに気後れするかといえば、
- 料金が高すぎる
- 女の子が綺麗すぎる
この二つの理由があるからだ。
一番目の理由について。ゲームとかアニメDVDとか漫画全集とかには惜しみなくお金をつぎ込める男オタクだが、それ以外のものに金を払うことには相当強い抵抗がある。「げんしけん」で斑目が服を買いに行く話があったが、やはり4万円の値札を見て、
「DVDボックスならこんくらいするけど 服一着に何でこんな金かける必要がある」
と言っている。金を払う対象によって金銭感覚がこうもずれるのだ。だから、キャバクラの料金体系に全く不慣れな男オタクは「ただ女と一時間喋ってるだけで何千円なんて高すぎる」とびびってしまう。
二番目の理由について。男オタクは「綺麗な女の子」と非常に疎遠だ。電車ですれ違うことはあるかもしれないが、まず会話する機会などない。二次元世界の萌え萌え美少女は見慣れているが、逆に三次元世界の美人からはどんどん離れていく。近寄りがたいからこそ逆に二次元に入れ込み、それによって三次元の美人を知らずのうちに「崇高なもの」へと押し上げてしまっている。要するに「あんなキラキラ綺麗な女の子とおしゃべりなんてとてもできない」とびびってしまう。
で、メイド喫茶(コスプレ喫茶でも可)だ。これはまず圧倒的に料金が安い。時間従量制ではなく商品の注文ごとの課金なので、システム的にわかりやすい。メニューを注文前に見られるので、安心できる。これで一番目の理由を克服できた。
そして二番目の理由。批判を恐れず言うが、メイド喫茶のウェイトレス*2はキャバクラ嬢より美人ではない。いや、十分かわいいのだ。「手が届きそうなかわいさ」なのだ。だからこそ安心できる。「この子なら大丈夫そう(何が)」と思えるのだ。これがキャバクラ嬢ではダメだ。会社帰りに客引きをしてるキャバクラ嬢の姿はあまりにきらびやかすぎて威圧感があり、圧倒されてしまう。その「美しすぎる美しさ」を持たない、自然なかわいさを備えたメイド喫茶のウェイトレスになら、男オタクもびびらずお話ができる。これで二番目の理由を克服できた。
俺はメイド属性がないらしく、「ご主人様」なんていわれてもちっとも嬉しくない。だが、「メイド喫茶」は結構楽しみに利用している。メイドに萌えなくても、メイド喫茶には魅力があるのだ。自信をなくした男が癒されるのは、「おかえりなさいませ」の一言なんかではなく、「金も女もディスカウント*3された空間」そのものである。