id:tomyhero にいただいた本シリーズ第二弾。カルロス・ゴーンの言葉を読みました。
カルロス・ゴーンといえば日産を再建させた立役者として有名ですが、この本では彼の経営者、トップとしての信念や覚悟の根本にあるものを彼の発言から紐解いていました。
特に印象に残った項目は、
- コミットメント (必達目標) は「達成できたらいいな」という努力目標とは明確に違う、達成できなければペナルティが発生し何らかの形で責任をとらなければならないもので、それを定めなければいけない、ということ
- 社員が自社の製品を「ダサイ」といって乗らなかったり、役員が自社の車に乗ったことがないという有様では売れるものが作れるわけがない。企業としてのアイデンティティ、自信を回復するためには自社の製品を良く知り、愛せなければいけない、ということ
- リーダーという存在について、リーダーとはどうあるべきかということ
- 人間関係というのは、上司と部下の関係でも夫婦の関係でも、コミュニケーションを大切にし常に育んでいかなければならないものだということ
といったあたりでした。企業人としての考え方などは、彼のようなトップとしてのリーダーシップという点では今の自分にあまり縁がないけれど、日々の仕事をこなす上でも意識しておくとよさそうなこともいくつかありました。あと、家族を大事にしようという意識がとても強いのは欧米人には珍しいことではないのかもしれないけど、日本人として学ぶべき点だなと思いました。
これで一週間ちょっと、十日ほどで二冊読めたというのには自分でもちょっと驚きです。小説の類を手に取ってみては投げ出して、読書への苦手意識ばかり募っていたけれど、ビジネス書、実用書ならばそれなりのペースで、それほど苦でもなく読めるんだなあ。ちょっとでも継続的に読書する習慣ができると、こういう自分の適正もわかって良いですね。
- 作者: 板垣英憲
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2006/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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