@kyanny's blog

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小腸内視鏡検査を受けた

MRI に続き小腸内視鏡も初めての検査。

前日から食事制限があった。ろくに食べられないので、カロリー不足で身体は冷えるしイライラするしで前日から憂鬱だった。

当日は 9 時に到着し、 9:47 から下剤(モビプレップ)を飲み始めた。モビプレップ 1 リットル + 水 500 ml を飲み終わっても便にカスが混じっているとのことで、追加でモビプレップ 500ml + 水 250ml を飲んだがまだダメ、残りのモビプレップ 500ml + 水 250ml を飲んでる途中で検査予定時刻の 15 時を回ってしまい、医師からの指示で浣腸をすることになり、検査着に着替えて処置室のベッドで浣腸をされた。結局、浣腸後の排便でもまだ状態がイマイチだったらしいが、それ以上のことはせず、検査へ。結局、 6 時間くらい下剤を飲んでトイレへ行くことを繰り返していた。

検査は 16:15 頃から始まった(正確な時刻を確認しそびれた)。ごつい内視鏡の機械などに囲まれた検査室のベッドで横になり左腕から点滴のラインを入れる。検査では痛み止めのために鎮痛剤を使うといわれていて、さっそく鎮痛剤を入れる。すこしぼんやりして、視界がぼやけるような感覚。しかし意識はまだはっきりしていて、人の声も聞き取れる。喉の奥と首の裏のあたりがかーっと熱くなり、すぐおさまる。身体が真左を向いた状態で肛門に麻酔のゼリー(キシロカイン)を塗られる。過去の肛門病変の影響で肛門から直腸にかけて狭くなっているので、指や内視鏡を入れられるととても痛いのが常だったが、普段に比べると若干痛みが弱い。この時点で鎮痛剤による麻酔効果が前身に効いていたのかもしれない。

同じ姿勢のまま内視鏡が挿入される。ベッドにあがる前に内視鏡の管の太さを見ていたので、かなりの痛みを覚悟して身構えたが、キシロカインを塗ったときよりさらに痛みが弱い。ほとんど痛みがないままするするとカメラが入っていき、お腹の中に当たる感覚はわかるものの、やはり痛みは無い。やはり麻酔がだいぶ効いてきているようだ。次は驚いたことに仰向けに姿勢を変えろという。肛門からカメラのケーブルが伸びてる状態で仰向けになったらケーブルが圧迫されて検査できなくなるのでは?と思いつつも指示通りに身体の向きを変えると、右脚の下に数十センチくらいの高さの台が置かれ、両脚が前後(上下)にずれる。なるほどこれなら問題なさそうだ、と納得していると、点滴からの麻酔を追加しますと言われ、ここでぼんやりした感じが強くなった。

次の記憶は「検査が終わりました」の声で、おそらく麻酔追加の時点で意識を失っていたようだ。しかし意識を失うまでの過程はゆるやかで、大腸の手術をしたときの麻酔のように、テレビを消したようにぷっつりと意識が途切れるような感覚とは大きく違う。身体の向きを変えてからが小腸の検査の本番だろうから、肝心の最中はずっと眠っていた。カメラはすでに身体から出ていたようで、右隣のストレッチャーに移るように促される。そのくらいの運動はできる程度には覚醒していた。処置室へ移動してまたベッドへ移動し、そこから一時間安静に。検査終了は 16:45 頃だったようで、なので検査時間は 30 分程度、準備の時間を除くと正味 20 分くらいだったろうか。想像していたよりもずいぶん短い。前処置に 6 時間かかったことと比べると、あっけない。そんな短時間で数メートルある小腸を全部検査できたのか、少し信じられない。

ベッドに横たわっている間は、意識はそれなりにはっきりしていて、まぶたはとても重く、しかし眠気はそこまで強くはなく、耳は冴えていて周囲の話し声はクリアに聞こえる。することは無いし、まぶたが重くて閉じられるに任せているとそのままうとうとと眠ったりしていた。 30 分経って看護師が様子を見に来て、一時間経つころに妻が迎えに来てくれた。看護師が妻に「検査は早く終わったが、下剤の前処置に時間がかかった」という話をしていたような気がする。一時間経ったので起き上がってトイレへ行くように促され、そのようにして、まだ多少ぼんやりするもののしっかり一人で歩けたので、問題なしということで点滴を抜いて着替えて事務手続きをして帰路についた。腸を刺激したので、夕食と翌日の食事は消化に良いものをとること、激しい運動は避けること、遠出(海外旅行)などは避けること、などいくつかの指示を受ける。

前処置の長さには閉口したが、検査自体は麻酔のおかげで楽だった。鎮痛剤無しの大腸内視鏡のほうがよほど痛い。検査結果は来週の外来診察でわかる。